POSMとは、Point of Sale Materials(店頭販促物)の略で、お客様が商品を選び、購入する場所に置かれる什器、サイン、スタンド、ライトボックス、買い物かごなどの総称です。棚に付けるシェルフストリップ、通路のフロアスタンド、レジ横の小さなディスプレイもPOSMに含まれます。その役割はシンプルで、目を引き、商品の情報をわかりやすく伝え、購入しやすくすることです。
POSMとは何か、なぜ重要なのか
店内での購入判断は数秒で行われることが多く、似た商品が何十種類も並んでいます。テレビやSNSの広告は認知を生みますが、棚の前で効くのは、お客様が実際に見て、触れられるものだけです。POSMは購入前の最後のコミュニケーションと言えます。
優れたPOSMは、ブランドに次の4つの効果をもたらします。
- 視認性:商品が多くの商品の中で見つけやすくなります。
- メッセージ:キャンペーン、新商品、特長を短い言葉で伝えます。
- 一貫性:どの店舗でも同じ見た目にすることでブランドの認知が高まります。
- 行動:商品を手に取る、試す、キャンペーンに参加するきっかけをつくります。
POS、POP、店頭ディスプレイといった言葉もありますが、実務では重なる部分が大きいです。POSMは物としての販促物そのものを指す言い方で、店頭マーケティングはより広い活動を指します。全体像は店頭マーケティング完全ガイドをご覧ください。
POSMの主な種類
店内での役割で分けると整理しやすくなります。多くの案件は次の3つに分類できます。
1. 陳列・保持のためのもの
商品を置いたり、より良い位置に見せたりするものです。フロアスタンドやカウンタースタンド、ドア型の陳列ラック、買い物かご、商品プッシャー、棚まわりのアクセサリーなどがあります。店頭で実際に働く部分なので、見た目と同じくらい強度と設置のしやすさが重要です。
2. ブランド・メッセージを伝えるもの
ブランドやキャンペーンの内容を伝えるものです。ライトボックススタンド、Xバナースタンド、フリップスタンド、ポスター、シェルフストリップ、吊り下げサインなどがあります。キャンペーンを入れ替える際に、最も早く低コストで対応できることが多い種類です。
3. インタラクティブ・デジタルのもの
動き、光、音、コンテンツを加えるものです。スイングマシン、サンプリングマシン、お客様が近づくと反応するインタラクティブボックス、バースクリーンやデリバリースクリーン、バックパックスクリーンなどのディスプレイが含まれます。コストは高めですが、足を止めてもらいやすく、内容も更新できます。
Blue Bullの製品ラインでの例
種類をイメージしやすいように、当社のラインナップでの例を紹介します。詳しくは製品カタログをご覧ください。
- スマートインタラクション:動き、光り、お客様に話しかけるEyou Box。
- デジタルディスプレイ:コンテンツを切り替えられるバー、デリバリー、水道メーター、バックパックのスクリーン。
- POPアクセサリー:かご、プッシャーなど、商品へお客様を導くアイテム。
- カスタムPOSMとギフト:お客様のデザインで制作する什器とノベルティ。数量にも柔軟に対応します。
- ESG製品:再生プラスチック、紙、金属で作られた、繰り返し使える什器。
自社に合ったPOSMの選び方
アイテムではなく、目的から考えましょう。簡単なチェックリストです。
- 目的:新商品の発売、キャンペーン、ブランドイメージ、試供のどれか。目的によって適した種類が変わります。
- 場所:スーパー、コンビニ、ドラッグストア、小規模店舗のどれか。スペース、電源、店舗ルールが異なります。
- 期間:2週間のキャンペーンなら軽くて低コストのもの、通年の陳列なら耐久性のある素材が必要です。
- 店舗数:店舗が多いほど、組み立てやすさ、輸送のしやすさ、品質管理が重要になります。
- 素材:再利用やリサイクルを最初から考えておくと、小売店の要件にも対応しやすくなります。
- 予算:単価だけでなく、制作・輸送・設置の費用をまとめて計画します。新規ブランド向けPOSM予算ガイドも参考にしてください。
当社のサービスも同じ考え方で、調べる(お客様と市場の調査)、つくる(デザイン、試作、生産)、届ける(輸送、保管、設置)の3段階で進めます。ご依頼は一度で済み、残りは当社が担当します。
POSMに関するよくある質問
POSMとPOPは同じですか?
ほぼ同じです。POPはpoint of purchase(購買時点)、POSMはpoint-of-sale materials(店頭販促物)の略で、同じものを指して使われることが多いです。POSMは店内に置く物としての販促物を強調した言い方です。
小さなブランドにもPOSMは必要ですか?
必要です。棚のスペースも認知度も限られる小さなブランドほど、効果が出やすいこともあります。まずはシンプルなものを1〜2点から始め、結果を確認しましょう。
POSMの制作にはどのくらいかかりますか?
種類、数量、新規デザインや試作の有無によって異なります。店頭に設置したい日をお知らせいただければ、そこから逆算して計画します。
店頭施策をご検討中ですか?ご依頼内容をお送りください。企画、サンプル、お見積りをご案内します。










